父 よ あ な た は 強 か つ た
作詞:福田節 作曲:明本京静
1 父よあなたは強かつた 2 夫よ貴方は強かつた 3 兄よ弟よありがたう
兜も焦がす炎熱を 骨まで凍る酷寒を 弾丸も機雷も濁流も
敵の屍とともに寝て 背もとどかぬクリークに 夜を日に進む軍艦旗
泥水すすり草をかみ 三日もつかってゐたとやら 名も荒鷲も羽ばたきに
荒れた山河を幾千里 十日も食べずにゐたとやら 残る敵機の影もなし
よくこそ撃つて下さつた よくこそ勝つて下さつた よくこそ遂げて下さつた
4 友よわが子よありがたう 5 ああ御身らの功こそ
誉の傷のものがたり 一億民のまごころを
何度聞いても目がうるむ ひとつに結ぶ大和魂
あの日の戦に散つた子も いま大陸の青空に
今日は九段の桜花 日の丸高く映えるとき
よくこそ咲いて下さつた 泣いて拝む鉄兜